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2008年7月

大事なことは、脱不登校ではなくて

 不登校生にとって、大事なことはウオーミングアップであって、そのためには一度学校から離れて、ゆっくり休むことである。学校にとっては管理上、大事なことは復学となり、本人が十分休めてるかどうか関係なく、保健室登校を勧めたり、行事に誘ったりするが、それは決して本人のためにはならない。

 むかしから「脱不登校」とか「不登校を治す」とか「親子のための教育」とか「ファミリーサポート」などを掲げて、不登校の親子から高額な費用を徴収する請負業者があり、弱みにつけこんで、土地や家を処分させた悪徳商法もまかり通っているから、気をつけたほうがいい。

 大事なことは、「脱不登校」ではなく、「脱学校」である。学校の文化に染まって、学校中心に社会や地域が動いている状況をつくってしまった、われわれ大人が強く反省し、もういちど地域の教育力を高め、教育を学校からとりもどすことが必要だろうと思う。学校というシステムはすぐれた点もあり、日本人全体の学力を底上げしてきた功績は否めないが、学校にまかせ過ぎたことで、いろいろな弊害がでてきている。学校で子どもが自殺したり、門扉に頭を挟まれて殺されたり、学校事故・事件は後を絶たない。いまこそ公教育が民間の力を借りることで、教育の刷新をはからない限り、泥沼から抜け出す道はないと思う。

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